一人で生きる読書編 アガサ・クリスティー1 結末「それあり?」 

アガサ・クリスティーの国イギリスの風景

読書アガサ・クリスティー1 あっとびっくりする結末編

ただ楽しむための読書

 私は子供の頃から本が好き。別に何かを学ぶためじゃなく、ただ楽しいから本を読んでいました。

 という訳で私が読む本は、偏っています。要は自分が読んで楽しいかどうかだけ。読んでためになるかどうかで本を選んだ事はないし、流行りの本を何も読んでなかったりします。

 でも基準は、「読んで楽しいか」だけなので、自分では気にしていません。

 一人で過ごす、といえば何と言っても読書。というのは、これはむしろ一人じゃないとできないから。

本

 テレビやYouTubeは料理しながら、洗濯物たたみながらできるけど、読書は、「~しながら」が無理。これほど「一人で過ごす」にピッタリのものがあるでしょうか。

アガサ・クリスティー1

あっとおどろく結末編

オリエント急行殺人事件

そして誰もいなくなった

アクロイド殺人事件

カーテン

アガサ・クリスティー

 ミステリーの女王と呼ばれる、アガサ・クリスティーの名を知っている人はどのくらいいるのでしょう。

 読書に興味ある人は、きっと彼女の本を読んだことはなくても、名前は知っているのではないかと思うし、でも私が幼い頃に死んでしまった、ずっと昔の人だから、最近の若い人は知らないのかな、とも思う。

 でも、彼女の作品は、何度もテレビドラマ化、映画化されていて、それも昔からつい最近まで何十年もの間、しょっちゅう。だからやっぱり名前は知っている人はそこそこ多いのでしょうか。

 1890年生まれ。イギリス人。第1次世界大戦も第2次世界大戦も知っているという世代。身近な感じで言うと、第2次世界大戦があったのは、私の祖父母が若かった頃、父母が幼い頃。

 今や若者から「老害」と言われるような年代の私ですが、私自身は全く戦争を知りません。だから、アガサ・クリスティーはずっとずっと昔の人。彼女の作品の中に描かれる日常も、今とは全然違う、遠い昔の風景。

 にもかかわらず、つい最近も、彼女の作品は新しくテレビ化されている。しかも本家イギリスが舞台のみならず、フランス風にとか、日本でも日本風にアレンジされて、ドラマ化されている。

イギリスロンドンの風景

とにかく面白い

彼女の作品の面白さは二つに分けられると思っています。

  1. ミステリーとしての面白さ。「えっ、この人が犯人だったの?」「よくこんなストーリー考え付いたなー」
  2. 人間描写の面白さ。たくさんの登場人物それぞれの、描き分けが見事。読み進めるうちに「この人はこういう人だな。」「こういう人いるなー。」

①のミステリーとしてだけでなく②の人間描写が優れていているのも、彼女の本が面白い大きな理由。人間の本質は昔も今も同じだったりする。

 そして彼女の本を何冊も読むうちに、彼女の好きなタイプの人、嫌いなタイプの人がわかってくる。

 美人で男の人に甘えてしなだれかかって調子にのらせて、それを利用して生きる女の人は嫌い。同じ美人でも元気で、自分の道を自分で切り開いていくような女の人は好き。やっぱり女だから、美男子に対しては、それがろくでもない男とわかってもちょっと甘い。

 誰しも嫌いなタイプの人、好きなタイプの人、というのはある。彼女も同じ。彼女はミステリーを書きながら、人間も描いている、というのか。

 だから書かれたのはずっと前なのに今読んでも面白いのだと思います。

クリスティー自身も興味深い

 そして彼女は、離婚と再婚をしています。今は死んでしまった私の祖父母より、昔の人です。

 その頃、日本では離婚なんてめったになかっただろうし、あったら大変な事だった。アガサは若い頃普通に恋愛結婚して、娘を生み、けれど夫に他に好きな人ができたと言われて離婚。彼女自身は離婚なんてしたくなかったけど。

 日本と違って、ヨーロッパではもうその頃、離婚てちらほらある事だったんでしょうか。それとも彼女が特別だったのか。

 そしてなんと40歳の時、14歳年下のマックス・マローワンという若い考古学者と再婚。うーんこれって何とも女性に希望を与える話ですよね。

 まあ、彼女自身が非常に興味深い。特に私のように離婚した人間には。

オリエント急行殺人事件

 あまりに何度も映画化、テレビ化されているので、何となくこの題名聞いたことある、という人も、そこそこいるのでは。

 彼女の作品の中で一番好きという訳ではないけれど、なんというか古い時代のヨーロッパのゴージャス感がただよっています。

 昔、貴族やお金持ちが使った寝台特急列車。内装は豪華、夕食時には正装して食堂車へ。最近もオリエント急行が再現されたとかそんな事ありましたよね。

 彼女の作品には、何人か名探偵が登場するのですが、その中の一人、エルキュール・ポアロが、この作品の謎解き役。

 イスタンブールから、オリエント急行に乗ってイギリスへ帰ろうとする。けれど、ブルガリアの山中で大雪にあい、雪に閉ざされて電車が動かなくなってしまう。つまり電車から降りてどこかへはいけない、誰も逃げられない、そんな状況の中で殺人事件。

 殺されたのは嫌な奴。他の乗客に人殺しをしそうな人間はいない。でも雪に閉じ込められた列車の中。乗っている誰かが犯人なはず。

そして誰もいなくなった

 孤島インディアン島で楽しく過ごしましょう、と島を買ったお金持ちの主から招待される、法律家、医者、家庭教師、など、身分は様々の客たち。実はみんな後ろ暗いところがある。犯罪者として起訴されてはいないけれど。

 そして、何故かみんなを招いた島の主は現れない。その中で殺人が。それどころか殺人はどんどん続いていく。

 陸へ帰るための船は島にはない。連続殺人の犯人はこの島の中にいるはず。

本

アクロイド殺人事件

 名探偵ポアロは、余生をのんびりおくろうと、探偵業をやめ田舎暮らしを始めます。けれどやっぱり殺人事件にまきこまれる。

 同じ村に住む有力者でありポアロの友達でもあったアクロイド氏が殺される。お金を持つ村の有力者なだけに、財産を狙う親族や、すきをみて何か盗んでやろうとするうさんくさい奴、そんな人間にかこまれている。つまり彼を殺す動機がある人間は結構いる。

 ポアロは隣の家に住む、アクロイド氏の主治医であり、殺人事件の第一発見者でもある、医師と共に謎解きを始めます。

カーテン

 ポアロも年を取り、体も随分弱ってしまう。彼が初めてイギリスで謎解きをしたスタイルズ荘が下宿稼業をしているときいて、そこで余生を過ごすことに。

 ずっとポアロのそばで彼の謎解きに付き合ってきたヘイスティングス大尉もやってくる。でもやっぱり下宿客の中で殺人が。

 いつもなら、さっそうと立ち回って鮮やかに謎解きをするポアロ。でも年老いて弱りきった体では、そうもいかない。

 そもそも人は死んだけど、それが殺人なのかどうかもよくわからない。謎解きが終わらないままポアロは日に日に衰弱していく。

そんなのあり?

 紹介した4作品は、テーマのとおり、「そんなのあり?」って叫びたくなるような作品という事で選びました。

 アガサ・クリスティーの作品は、ミステリーとしてはなっていない、という意見もちらほら聞きます。

 確かに、「これがこう、つながってっていうのは無理があるでしょう。」と、つっこみたくなる部分がちょこちょこある。本格的な謎解き好きには、納得できないのかもしれない。

 でも、私が本を選ぶ基準は「読んで楽しいかどうか。」一人で家にいて、または長距離電車や飛行機に乗っていて、暇、そんな時、クリスティーの本が楽しい時間つぶしに役立ってくれる事は間違いないと思います。

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