「村上春樹ワールド」としか表現できない。はまるとぬけられません。

「村上春樹ワールド」というしかない。

 彼の本を一言でいうと、とにかく他の人にはまねできない。多分この人の本を読んだ事ある人はわかってくれると思いますが、彼の作品は「村上春樹ワールド」としか言いようがありません。

村上春樹ワールド

  1. 感受性の強さが作品ににじみでている、彼自身狂気すれすれの世界に落ち込みそうになる事があるのでは、と思わされる部分あり
  2. というと、神経質の塊、暗さ、闇、などを思い浮かべてしまうが、コミカルでユーモアただよう作品多数
  3. 生き方、政治、世間、について非常にはっきりとした見解があるに違いないと思わされるが、その内容ははっきりとつかめない。けど何となくわかる気もする。多分、この人が嫌いなのは偽善者と、想像力がなく人の言葉に簡単にあおられてしまう人。
  4. 家事、食べる物、身に着ける物への、こだわりがあるのだろうな、という感じ。それが決して嫌な感じではなく、彼の描写する料理は本当に美味しそうだし、彼が主人公にさせる服装は好感が持てる
  5. 彼の好きな女性像が想像できるような、できないような。結婚しているそうですが、奥さんがどんな人なのか想像がつかないようなつくような。好みの女性の体形はわかる。多分やややせ気味の人。

 これじゃあ、わからないですよね。色で言うと透明感のある薄い水色、シルバーに、時々突然黒や真紅が混ざるという感じ。?。やっぱり難しい。

読書

3冊紹介します

  1. この人の名が世間に知れ渡った作品「ノルウェイの森」
  2. 私の一番好きな作品「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
  3. 「村上春樹ワールド原点」と思える作品「羊をめぐる冒険」

ノルウェイの森

非常に売れて、映画化もされて、これで日本中が「村上春樹」という名前を知った、という感じ。

 主人公ワタナベ。やや孤独に生きている。けど一人友達がいる。それがキヅキ。キヅキの彼女直子。3人で遊ぶ事もあった。

 けれどキズキは自殺してしまう。

 それから何年かたった後が話の舞台。繊細な直子は心のバランスを崩して精神患者の療養施設へ入る。それから、強い心のミドリ、直子の心理カウンセラー玲子さん。

 というと暗い内容としか思えないけど、文章のタッチが軽やかで非常に読みやすい。だからベストセラーになった。けれど思う、「うーん何が言いたいんだろう。」でもわからないながらメッセージを感じる。で、村上春樹ワールドへ落ちていく。

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

 「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランド」二つの物語が交互に続いていきます。

「世界の終わり」

 一角獣の住む壁に囲まれた不思議な街が舞台。「僕」はこの街に着いた時、影と引き離される。と同時に外の世界の記憶をほとんど失った。

 引き離された影は日に日に弱っていくけど、それをちゃんと死なせてしまう事が大切といわれる。事実街に住む他の人達の影はみんな死んだらしい。でもみな穏やかに暮らしていて不幸にはみえない。

街の図書館に勤める女の子と仲良くなる。

「ハードボイルド・ワンダーランド」

 暗号を取り扱う計算士の「私」が主人公。その暗号システムを発明した博士とその孫、太った娘とともに、暗号をめぐる騒動に巻き込まれていく。

 東京の地下鉄は地下のとてつもない闇の空間に繋がっていて不気味な「やみくろ」が住んでいる。騒動解決のため、その中を立ち回らなくてはならない。

 こちらの世界でも「私」は図書館勤めの女の子と仲良くなる。そして博士から一角獣の頭蓋骨をもらう。

パラレルワールド?

 何となくわかりますよね。「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランド」は異次元で結びついたパラレルワールドなのではないかと。

 どちらの世界にも図書館の女の子と一角獣が登場する。

 でもこの二つの世界が一体どういう関係性にあるのか、どこで結びつくのか、それはネタバレになってしまうのでここには書きません。

本

 ただの冒険談のようにみえながら、村上春樹の信条のようなものも感じられる。「自分が自分である事が大切」そう言いたいのかな。

 とても面白い作品ですが、とても長い。本を読む事に慣れていない人には辛い作品なのかもしれません。

 でもやっぱり、とても面白い。

羊をめぐる冒険  

村上春樹ワールド第一歩にお勧め

 彼の作家生活ごく初期の作品。そして初めて「村上春樹ワールド」が確立された作品だと思っています。つまり「村上春樹ワールド」はここから始まった。

 実はこの作品、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」という作品に連なった3部作の最終話というような設定。その2作も、流れるような不思議な文体で書かれた物語ですが、でもまだ他で探そうと思えば探せる、まねしようと思えばまねできるかも、という雰囲気がある。

 けれどこの「羊をめぐる冒険」は、もうこの人にしか作れない物語、と誰もが認めるしかない。

 主人公は「僕」。

 その彼女は耳専門のモデルをしていて、その耳はただ美しいだけでなく不思議な能力も持っている。「僕」の親友だった「鼠」の送ってきた写真、その写真に写っていた星型の斑紋のある羊。右翼の大物、頭のきれそうなその秘書。北海道の山の奥地の牧場、羊男。

 こう登場人物を並べても何のことかわからないでしょう。簡単に言えばおとなの冒険小説。

 でも、ただ冒険してお宝発見という訳ではなく、「僕」と「鼠」の友情、政治の世界、「僕」と離婚した妻、「鼠」と彼の元彼女という男女関係、大人じゃないと読み切れない内容がちりばめられている。

 そしてやはり最後に、自分は自分でありたい、他からの圧力で自分を捻じ曲げられるのは嫌、そんなメッセージが感じられる。

 でも「うーん多分そう思うんだけど。」という感じ。きっぱり言い切れない。

「村上春樹ワールド」初心者には読みやすい作品です。だからワールドへの第1歩にちょうどいいかもしれません。

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